オッサンは昼、徘徊できない

昼間のオッサンは怪しまれる

個人差もあるとは思います。
私の場合、36歳くらいから、世間の目が気になる様になりました。
おそらく多分に自意識過剰であり、
実際のところ他人様の眼中には入っていないのでしょうが、
おそらく似た様な境遇なのだろう人間が、時折見せる、
岩をひっくり返した際の虫のような、サササッっとした挙動には強く共感を覚えます。

オッサンは武装する

私の住んでいる地域はいわゆるベッドタウンです。
商業施設もあるのですが、
どんな人がいてもおかしくない都心ほどの多様性を醸し出すまでには至っていません。

そのような中「良識のあるオッサン」は、
スーツなり作業服なり、存在理由を記号化した身なりで偽装、いや武装をしています。
(夜ならば、体を鍛えている風のジャージとiPodでしょうか)

事実はどうあれ、存在理由を想像させるに足る身なりの無難さは偉大です。

何を警戒しているのか

おそらく、裏返しなのでしょう。
私自身が警戒しているから、警戒される方向にも意識が向いた。
私自身が馬鹿にしているから、馬鹿にされる方向にも意識が向いた。

一つ。
子供を授かったのが30代後半。
どうしても子供を守る視点で周囲を見ます。
つまり、我ながらアヤシイぞと。

二つ。
働いていないことに対する恥ずかしさ。
いや、働いていますが、働いていないと思われることが恥ずかしいのは、
生産していないひと・ことを心の底で馬鹿にしているだろう心理の裏返しでしょう。
(諸事実関係は別の問題なので触れません)
在宅自営の俺、我ながらアヤシイぞと。

覚悟不足なのか!?

前者は、それなりの身なりで、
後者は、それなりの稼ぎで、
対処できるでしょうか。

つまり、もっと身なりを整えて、もっと稼ぎなさい!と\(^o^)/
一方で、そこまで世間体にこだわるのもアホ臭く。

波風を立てずにかわすか、正面から受けきるか……の二択は極端ですが、
間をさまようにせよ、両方向の覚悟がそれなりに必要そうです。

実はオッサンだけではない

考えてみれば、オッサンに限りませんよね。

未成年であれば、学校のある時間に出歩くと不審がられるでしょうし、
60を過ぎれば、デイウォークこそ悠々自適に見えますが、
ナイトウォークでは痴呆と間違えられない身なりが必要かもしれません。

まぁ、吸血鬼の正体なんてそんなもんですよ(違